2016/08/17

【子供の虫歯】乳歯の虫歯は、生え変わるから治療は必要ないのか?

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現役歯医者さんのhanekoさんから、子供の虫歯に関する記事を頂きました。

実は、この「乳歯の虫歯は、生え変わるから治療は必要ないのか?」という質問は、

私も次女の虫歯を報告された際に歯医者の先生に聞いたことなんです。

「子供の乳歯はしばらくしたら、抜けて生え変わるから、別にそのままにしていてもいいのではないか?」

と思っていました。

しかし、この考えは、実はかなりやばいそうです。。。(汗)

この理由についてのhanekoさんの記事をどうぞ。

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乳歯の虫歯は生え変わるから治療は必要ないのか?

乳歯は子どもの時に生える歯で、小学生にあがるにつれて大人の歯である永久歯に徐々に生え変わります。
ですから、「乳歯の治療は別にしなくてもいいのでは?」という保護者の方もいます。
乳歯は生え変わるから治療の必要性はないのでしょうか?

そんな乳歯の虫歯治療についてご紹介します。

乳歯の虫歯で歯並びが悪くなる

一番最初に生えてくる永久歯は、6歳臼歯ともよばれる、前から数えて6番目の永久歯です。
次に前歯が生えてきます。そして順番に生え変わります。

前歯は早い子では、6歳くらいの子供もいますが、だいたい小学校入学の時期に生え変わります。前歯は小さいときからジュースを飲んでいると、虫歯ができやすい場所です。

生え変わる前に虫歯になって放置してしまうと、虫歯によって歯が抜けてしまいます。
すると、両隣の歯が傾いて寄ってきます。

そして、生えてくるはずの永久歯が生えるスペースが減少し、前に生えてきたり、後ろに生えてきたりして、歯並びが悪くなります。

乳歯が早く抜けても、あとから生えてくる永久歯が生える時期がある程度、早くなることはありますが、基本的には成長にあって永久歯は生えてきます。

そのため、歯がない期間が長くなればなるほど、歯並びが悪くなる確率が上がります。
これは前歯だけではなく、奥歯にもいえることなのです。

乳歯の虫歯で噛み合わせが悪くなることも

特に奥歯は虫歯になりやすく、乳歯の奥歯の治療を放置してしまうと、永久歯の噛み合わせが悪くなります。

そして、将来的には顎関節症を引き起こしたり、噛み合わせが悪いことによって頭痛を引き起こしたりと、全身へ悪影響を及ぼす可能性が非常に高くなります。

また、乳歯の虫歯の治療を放置すると、歯並びが悪くなるだけではありません。

乳歯の虫歯は、永久歯に悪影響を及ぼす

乳歯が虫歯になり、進行すると、根っこの先に膿がたまります。
すると、その膿の下には、永久歯が顎の骨の中で育っています。
その膿が放置されていると、まだ顎の骨の中で成長途中の永久歯に虫歯菌を感染させるんです。
このような状況になると、永久歯は生える前から、虫歯菌に感染しており、生えたときには虫歯で真っ黒の歯が生えてきてしまいます。

当然、その歯は、きちんと成長していないので、虫歯になりやすく、歯の寿命も短いのです。

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子供の虫歯治療 まとめ

乳歯の虫歯を放置すると、

①歯並びが悪くなる

噛み合わせが悪くなる

永久歯の成長に悪影響を与える

という可能性が高くなります。

「乳歯は生え変わるから、別に虫歯になっても大丈夫でしょ?」と安心していたお父さん、お母さん、乳歯の虫歯はかなり怖いことがわかっていただけたのではないでしょうか?

もちろん、乳歯の頃から虫歯にならないことが一番いいですよね。
ですが、乳歯や生えたての永久歯というのは、非常に虫歯になりやすく弱い歯です。

「しっかりと磨いている!」と自信をもったお母さんでも、歯科検診で虫歯があってショックを受けた!という人は多いんです。

ですから、効果的な虫歯予防の高い歯磨き粉 などを活用して、しっかりとお子さんの虫歯予防をしてあげてください。

そして、もし乳歯が虫歯になったら、放置せずすぐに治療をうけてください。

(by haneko)

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間もなく生え変わる乳歯でも、できるだけ早く虫歯を治療する必要があるんですね。

しかし、当たり前ですが、虫歯を作らないことが一番ですよね。

わが家では、歯磨き粉ブリアンを使い始めて、虫歯ができていません。

このような歯磨き粉を活用して、子供の虫歯を予防しましょう。
虫歯治療費を考えると、安いですので^^