2016/08/17

現役歯医者さんが教える!大人の歯の虫歯予防で気を付けるべき5つのこと

今回は、現役歯医者さんのhanekoさんに質問するシリーズ。

子供の歯の時は、「大人の歯」というチャンスがもう一回あると思っている人も多いかと思いますが、大人の歯が生えてくるとラストチャンスなわけで。(この考えがダメなのかもしれませんが。。。苦笑)

そこで、大人の歯の虫歯予防について、現役歯医者さんの「haneko」さんにお聞きしました。

子供だけでなく、大人にも役立つ記事を頂きました。

是非、虫歯予防にお役立てください~。

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小学生にあがると、子供の成長を感じることが多いかと思います。

それくらい、小学生の間は精神的にも肉体的にも大きく変化します。

それはもちろん、歯にもいえます。

小学生の間にほとんどの大人の歯が生え変わり、お口の中の環境は劇的に変化します。

そこで、大人の歯が生え変わる、小学生の時期にぜひとも気をつけてほしいことがあるのでご紹介していきます。

大人の歯が生えてきた!大人の歯の虫歯予防で気を付けるべき5つのこと

虫歯予防に大切なのはやはり歯磨きです。

しかし、歯磨きをしっかりしていても、やはり虫歯になりやすい子供もいれば、虫歯になりにくい子供もいるのも事実です。

どうすれば、強い歯になれるのか?

虫歯予防で気をつける、実は見逃しがちなことがあります。

①小学生になったら自分で磨ける習慣をつける

虫歯予防でやはり大切なのは、『歯磨きの習慣』です。

毎日磨いている人には当たり前のことでも、3日磨かないという人もたくさんいらっしゃいます。

何よりも子は親の鏡という言葉があるくらい、歯が悪い親を持つ家庭のお子さんはやはり虫歯のリスクが非常に高いです。

それは虫歯予防に大切な習慣を教える親が歯を磨く習慣がないからです。

確かに磨き方などの問題もありますが、下手な磨き方でも、毎日磨く習慣があれば、お口の中の細菌は減少するので、虫歯リスクはさがります。

逆に言えば、どんなに上手に磨ける人でも毎日磨いていなければ、虫歯になります。

小学生のうちに、夜寝る前に「しっかりと歯を磨かないとなんだか気持ち悪い!」という習慣がつけば、虫歯予防効果をずっと高く維持できます。

何よりも大人の歯に生え変わる時期だからこそ、歯を磨く習慣をしっかりつけることで、乳歯のときは虫歯が多かったとしても、大人の歯は虫歯知らずになることもできます。

②夜の間食は避ける

最近の調査では、夜ふかしする子供が増加しています。

睡眠不足も指摘されているほどです。

夜寝る時間が遅ければ遅いほど、夜食、つまり夜の間食をとってしまいがちになります。

基本的には夕食後の間食は、避けなくてはいけません。

とくに大人の歯が生え変わる時期は気を付けてください!

生えたての大人の歯は、まだカルシウムが沈着しておらず、非常に虫歯になりやすいです。

さらに寝ているときは唾液の分泌が止まるため、虫歯菌を抑える働きがなくなるので、寝る前に間食をすると、夜の間に虫歯菌が大量に発生してしまいます。

ですから、夕食後、と国寝る前には間食をするのは大人の歯に生え変わる磁器は避けましょう。

③しっかりとバランスの取れた食事を心がける

生えたての大人の歯はまだまだ未熟です。

結晶構造が未熟で徐々にカルシウムなどのミネラルを取り込んでいきます。

そこで大切なのがバランスのとれた食事です。

偏った食事では全身に栄養が行き渡らず、歯にも栄養が行き渡りません。

そうすると、生え変わった大人の歯は、どんなに一生懸命歯を磨いても、虫歯になるリスクはとても高いです。

もちろん、バランスの取れた食事は心身成長にはかかせません。

それは歯にもいえるのです。

ですから、大人の歯が生え変わる時期は特にバランスの取れた食事をこころがけましょう。

④野菜をしっかりと食べる

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歯に大切なことは、『しっかりと噛む』ということです。

硬いものをしっかりと噛むことで、歯並びがよくなったり、歯が強くなります。

ですが、最近は加工食品が多く、野菜を中心とした食物繊維の摂取量が減少しています。

食物繊維が減ると、噛む回数も減少してしまいます。

やわらかいものはおいしいものが多いですが、しっかりと強い大人の歯になってもらうためにも、大人の歯に生え変わる時期は、食物繊維の豊富な野菜をしっかりと食べて、歯を強くすることが大切です。

大人の歯が生え変わる時期に柔らかいものばかり食べていると、将来的にも歯が強くならず、ずっと食物繊維を含む野菜をさけてしまいがちです。

ですから、大人の歯に生え変わる時期にしっかりと野菜を食べて、よく噛んで、強い大人の歯にしましょう。

 

⑤寝る前のジュースは絶対にだめ!

大人の歯に生え変わる時期は、ジュースを飲む機会が増える時期でもあります。

ジュースを全く飲んではだめ!ということはないですが、寝る前は絶対にダメです。

というのも、寝ているときは唾液の分泌がないため、虫歯リスクが非常に高くなります。

その寝る前にジュースを飲めば、歯に砂糖を塗って寝ているのと同じことになりますから、当然、あっという間に虫歯だらけになります。

実は喘息の子供は、虫歯リスクが非常に高いのですが、これは、寝る前に熱がでたりして、ポカリスエットなどのスポーツ飲料を飲んでそのまま歯を磨かずに寝るからです。

熱がでたりしたときは確かに仕方ないかもしれませんが、できればそういったときは、お茶やお水を最後に飲むようにしまり、うがいをして、ジュースが口の中に残らないようにしないすることが大切です。

ですから、普段元気なときは寝る前にはジュースは絶対に飲まないようにしましょう。

特に大人の歯に生え変わる時期は歯も弱いのであっという間に虫歯になります。

 

以上のことを大人の歯に生え変わる時期は気をつけていれば、将来的に虫歯になりにくいお口の環境になります。

特に大人の歯が生え変わり、虫歯になりやすい子供時代を過ごすと、お口の中に住み着く細菌はもちろん、虫歯菌が圧倒的に多くなります。

このお口の中の細菌の環境はなかなか変わらないので、
大人の歯に生え変わる時期はしっかりと虫歯予防をしましょう。

逆にいえば、大人の歯に生え変わるときに、虫歯菌が定着しなければ大人になってからも虫歯に悩まされずにすみます。

大人の歯に生え変わる時期の虫歯予防は、一生の虫歯予防になります。

ぜひ、大人の歯に生え変わる時期はしっかりと虫歯予防をしましょう。

(written by? 現役歯医者さん hanekoさん)

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いや~、今回も目から鱗です。

私の娘がちょうど大人の歯が生えてきているところなので、聞いてみたんです。

虫歯予防の対策をまとめると

 ①小学生になったら自分で歯を磨ける習慣をつける

②夜の間食は避ける

③しっかりとバランスの取れた食事を心がける

④野菜をしっかりと食べる

⑤寝る前のジュースは絶対にだめ!

皆さんも参考にして、子供の歯を虫歯から守ってあげてください。

また、私が使っている「歯磨き粉 ブリアン」は、

歯の弱い下の娘がこの歯磨き粉を使い始めて虫歯ができなくなったのでおススメです。