書評|「なぜ、あの人の仕事はいつも早く終わるのか?」(井上裕之著)
井上裕之さん著の「なぜ、あの人の仕事はいつも早く終わるのか?」を読みましたので、レビューします。
この井上さんは、累計100万部を売るベストセラー作家でありながら、海外からも患者が来るほどの歯の名医なんですよ。凄すぎますよね。
この表紙に「週休5日になる32のコツ」というキャッチコピーが書いてあったんで、に手に取りました。
私の今の目標「平日月~金曜日の半日4時間働いて月に100万円収益を上げる!」の達成に、役立つことが得られると思ったんです。
Contents
超集中状態の習慣化が、最速の成果への近道
本書では、「仕事やプライベートの成功は、結果に対して、最大の集中力を発揮できるかどうかで決まる」と語られています。
最大の集中でフォーカスした「超・集中状態」になるにはどうすればいいのか?
最高の結果を出すためにはどのように取り組めばいいのか?
これらを中心に、以下に簡潔にまとめます。
1.完璧な仕事を1つやるべき
あなたが仕事で成功したいなら、中途半端な仕事を100やるよりも、完璧な仕事を一つやるべきです。
(本書より)
集中力を高めるためには、まずは仕事を1つに絞り、完璧な結果を出すことが重要なんですね。
1つ完璧な仕事をすると、次のいい仕事にもつながるんですね。
まずは、目標を絞り、最高の結果をもとめ仕事に取り組みましょう。
2.ゴールの妨げになるものは、迷わず捨てる
当時6年はかかると言われた大学院を4年で修了するという目標を立て、これを実現するために「人づき合い」をやめることにしました。
目標設定する際に、あれもこれもと達成したいことを目標にしてします人も多いと思います。
私の経験としても、目標とやることは絞り、集中して取り組んだほうが結果は出やすかったです。
このために、不要なものは捨てることが重要だということですね。
私も、「サラリーマンをしながらブログで月に10万円稼ぐ」と目標設定したときは、TVを見る、酒を飲むことを止めて目標を達成しました。
3.ただ淡々と、結果だけにフォーカスする
私が最初の本を出版したときが、まさにそうでした。
そのとき私は、「Amazonで総合1位になる」という目標を立てました。
(中略)
(1位をとるために)私はメールアドレス帳を開き、知り合いすべてに出版を知らせるとともに、「よかったらレビューしてください」と書き込みました。
診療の合間や診療が終わってから、パソコンの前に座り、夜中まで一心不乱にメールを送り続けたのです。
すべてのメールを送り終わるまでに数日かかったでしょうか。
最高の結果を出すために、集中しているひとは、途中の経過などに逃げない。
そして、自分が立てた目標を達成するために、その方法を考え、できることに全力で取り組む。
これが、集中力を高める秘訣なんですね。
4.「超・集中状態」を維持するには準備が重要
2日で15名の手術(かなり高い目標)に臨むと決めたとき、いつもと同じよう手術の手順をフローチャート化しました。
「この状況が起きたら、こういう処置をする」
「次にこうなったら、この対処法で切り抜ける」
・・・というように、起こりうるすべての状況に応じて判断できるように考えた、フローチャートです。
決めたことに対して、目標を達成するために準備をすることは重要ですね。
私も毎日のスケジュールを細かくスケジューリングしています。
こうすることによって、スケジュールを見てやることに集中して取り組めます。
その結果として、短時間でいい仕事ができるようになりました。
5.小さなゴールを設定する
大きなゴールは簡単に到達できるものではありません。
そのことこそが、大きなゴールへと向かおうとする意欲をそぐ原因になっているのです。
それならば、「小さなゴールを設定する」ことからはじめてみてはどうでしょうか?
たとえば、目指すゴールまでを何ステップにも分けて、その最初のステップを当面のゴールにしてみるといいでしょう。
これもほんと同感です!
「ブログで月に10万円稼ぐ」という目標を設定したとすると、結果が出るのは、早くても1年度でしょう。
この大きい目標を目指して、毎日記事を書いていても、達成感が得られないために、多くの人が途中でやめてしまいます。
そこで、
1カ月目は、毎日1000文字以上の記事を書き、ブログを書くという習慣をつける
2カ月目:タイトルの付け方、クロージングの方法を学ぶ
3カ月目は、狙ったキーワードで書いた記事を上位表示させるライティング力を身につける
というように、1年後にブログで月に10万円稼ぐために必要なスキル、目標を細切れに設定して、達成していくといいです。
「なぜ、あの人の仕事はいつも早く終わるのか?」を読んで
この本の著者、井上裕之さんは、かなりストイックな人だなぁと思いました。
しかし、自分が使命感をもって、本気で達成したいことに取り組めると、周りからストイックだと思われることも本人は「超・集中状態」を維持できる。
そして、最高の結果を生みだすことができるんですね。
目標達成のために、自分の考え方、生活を見直したい方におすすめの本です!